NO.2004−08 仕立て直し 羽織から道中着へ


これは、元は「羽織」でした。

それを「道中着」にしました。



仕立て直しの仕事は
やりがいがあります。



生地がカツカツで
返り丈は、
6寸しか、取れませんでした
羽織の衿から、
道中着の衿を取る訳ですが、
長さが足りない。


その為、衿は
バチ衿しか
取れませんでした。

そして、なおかつ

継ぎ目が
5箇所も
入っています。



でもでも。。。
着用した時は、
見えない位置で
継いであります。

そんな事を、アレコレ
頭をひねるのが楽しいです。

襟元にいい柄をもって来るぅ
これも、自己満足!?

コーディネイトの着物は、
白大島〜♪
今回は、共布で
飾りひもを取る分も
残っていませんでした。

←ロープで
ひも飾りを組みました。

この作り方
いずれ和裁講座に
UPします〜♪


羽織から道中着にする時は、「羽織の衿」だけでは、
「道中着の竪衿と衿」を取ることは出来ません。
私は、この場合は、「竪衿」を取ってくる生地がないので、「衿」しか付けません。
そうすると、前幅が足りないので、次のようにおヘラをしています。

@ 後幅は、いつもより少し広めに取る。
A 前幅は、肩幅をまっすぐ下ろす。 (前幅=肩幅)
B 衿は、裾で4寸にする。

これで、よっぽど太った方以外は大丈夫かと思います。 私の自己流ですが。f(^^;)

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